IVR世界大会

第23回IVR世界大会について:ご報告
 2007年8月1日から6日までの約1週間にわたり、ポーランドの古都クラクフのヤギェウォ大学で第23回IVR世界大会が開催されました。統一テーマは「21世紀における法と法文化―多様性と統一性」で、法哲学、法理論上のオーソドックスな諸問題に加え、統一テーマにふさわしい法文化にかかわる報告、ワーキング・グループが多数催されました。
 六百数十名を超える総参加者のうち、日本からは桂木会員の基調講演「ナショナリズム、多文化主義と法の概念」をはじめ、30名以上の方々に報告者としてご参加いただきました。今大会で特筆すべきは、スペシャル・ワークショップが極めて盛況(総数44)だったことです。わが国からも森村進、森際康友、森田明彦の3企画が開催され、アジア、欧米等からも多くの研究者にご参加いただきました。

 なお、初日の基調講演に先立ち、2005年9月に亡くなったアレクサンダー・ペチュニックIVR理事長への追悼セレモニーが行われ、また総会ではニール・マコーミックが新理事長に選出されました。わが国からは森際康友会員が副理事長に再任されています。

 次回は、2009年、”Global Harmony and the Rule of Law” をテーマとする北京大会の開催が決定しております。ひきつづき、皆様方の積極的な参加とご協力をよろしくお願いいたします。